塩漬け期間
先月塩漬けしてから1か月が経った。専用の道具というものがなかったので、鋳物ホーロー鍋で代用していたが、どうにか梅酢もある程度の量が出来て、なんとか塩漬けが完了したようだ。どんどん実が縮んでいったので、途中でお皿を追加したり裏返したりして、より押さえつけやすいようにしていった。1.5kgもある鍋蓋を重石の代わりにするので、数度、皿と蓋の間のタオルの大きさを調整して、しっかりと蓋の重量が梅にかかるようにしていった。そういう作業の途中に爽やかな梅の香りが漂ってきて期待感をぐっと高めてくれていた。
梅酢と実を分ける
天日干しをするのにもちろん梅酢と実を分けるのだが、梅酢は今後の料理のためにペットボトルに保存してとっておく。ちょっと塩分のコントロールが難しそうだが、上手に使えば、かなり爽やかな料理が出来るのではないだろうか。最近、酢の物にハマっているので、まずはタコとワカメの梅酢和えをしようと思う。
いざ天日干し
マンションなのでベランダの物干し竿にネットをぶら下げて、3日間天日に干した。ネットはざるとは違ってどうしてもたわみがあるので梅同士が隣同士でくっつくので、たまに下からつついて、なるべく全面に日があたるようにした。ネットは下からも風が通りやすいのでいいのだが、やっぱりザル型のほうが実の距離を保って干せるのでいいのかもしれないので次回はなにか工夫しようと思う。あと初めてのチャレンジなのでとりあえず1㎏分でやっているが、我が家の梅の年間使用量を考えたらもう少し作ってもよかったのかなとも思った。
天日干し後の外観と重量
天日干しをすると表面の水分が抜けていくので重量が減ってくる。1kgの梅と180gの塩が最終的に532gの梅干しとなった。梅酢は別途保存で約450㏄程度あるので約2割程度が、漬け込み時と天日干しで蒸発していったことになる。表面のマット感が増して、触った感じも表面の皮がしっかりとしていて中身がしっとりに感じる。表面だけでなく中身の水分濃度もちょうどいい状態になったのだと思う。
今後
天日干し後の保存で梅酢に漬けて保存するパターンと干したままで保存するパターンがあるが今回、まずは干したままでの保存にしてみた。梅酢は先述のように料理に使って楽しもうと思う。あとから少量を梅酢でつけるパターンに変更してもいいだろう。はじめは梅干しにも種類や作成手順がいくつもあるので、やるかどうか躊躇して漬けるタイミングを逸しそうになったが、どうにか間に合ってよかった。まずはやってみることで知識の幅が広がってくるのと、実際に経験することから次の展望も広がっていくので、大変良いチャレンジだったと思う。出来上がった梅干しは単品で楽しんでもいいし、豚の梅紫蘇巻きだったり、きゅうりの梅肉和えなど、様々な料理に使っていきたい。来年はもう少し量を増やしすのと赤紫蘇を使ったパターンをチャレンジしようと思う。